県境さん1
⚫︎年齢 1歳年下
⚫︎仕事 海外営業
⚫︎見た目 鼻が高い
⚫︎出会い マッチングアプリ
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いいねをいただきマッチング
メッセージのやりとりを開始します。
プロフィールには、旅先らしきところで撮った写真が数枚です。
どれも全身なので外見はよく分かりません。
楽しそうな雰囲気だけは伝わってきますが。
マッチングアプリはすごく便利です。
簡単に異性と知り合えます。
しかし、相手に送るメッセージを考えるのは非常に煩わしいです。
なんだかんだでコミュニケーション能力が必要です。
住んでいるエリアや仕事内容の話
プロフィールに記載の趣味の話
とっかかりにになるのはこのあたりのです。
完全にこちらの都合なのですが、もはや上記のありきたりな会話には感情を込めれません。
アプリを活用しすぎた代償で、完全に飽きがきてしまっています。
ところが、県境さんは違いました。
形式的なやりとりにはならず、友だちと雑談しているような感覚です。
マル「プロフィール写真は何をしてるときの写真なんですか?」
彼「そこは実は九州の県境なんですよ〜。テンション上がって撮っちゃいました」
マル「あ、もしかして県境マニアですか?」
彼「マニアしてますね〜!市と市の境とかも好きです」
マル「この前橋の上にある◯◯市と◯◯市の境を自転車で走り抜けましたよ」
彼「それ◯◯橋のとこじゃないですか?僕も前通り抜けました!」
マル「いや、そこの橋ではないです。残念!」
くだらないことばかりの県境さんとのメッセージは本当に楽しいのです。
ちょっと変わった方なのでツッコミどころもたくさんあります。
頻度はまちまちですが、こんな風なやりとりがアプリ上で約1ヶ月続きました。
そしてようやく会おうということに。
会う約束をするまでにこんなに時間をかけるのはわたしのなかでは珍しいことです。
1ヶ月経つ前にお誘いを受けるかか、せっかちなわたしが動くかのどちらかです。
飲み会の話では、
「僕とも今度飲みに行きましょう」
人気スポットの話では、
「僕がいくらでも案内しますよ」
といった前向きな?メッセージが時々あったので、会う気はあるんだろうとは思っていましたが。
メッセージのやりとり自体が楽しみだったので、いつか会えればいいなという思考で続けていました。
やっぱり珍しいことです。
顔もよく分からないのに。